拗らせ女子に 王子様の口づけを
※・*・**・***・※・
頭……痛い………………。
「早川、直し出来たか?」
耳元で話しかけられて、ズキンと頭に響く。
「お、、、終わってる。三矢、、、耳元やめて。頭痛いし気持ち悪い……」
「ハハッ。あんだけ飲まされたらな」
「駄目だ……ちょっとコンビニ行ってくる。こんな時はウコンの力?」
鞄からお財布を取り出して、席をたつ。
「…………俺も行く」
自分の席に持っていた図面を置いて、後ろから着いてきた。
エレベーター前で上がってくるのを並んで待つ。
近くにいたのか、すぐにエレベーターの扉が開いた。気持ち悪さにうつむき加減で待っていたため背中を軽く押され、三矢に促された。
「ありがとう」
エレベーターの中でもそのまま背中をゆっくうり擦ってくれた。
「午後から『カタオカ』の秦野さんが又来るんだろ?大丈夫か?」
降りていく浮遊感と戦いながら、なんとか頷く。
「大丈夫じゃないけど、大丈夫。私のこれからはウコンに掛かってる。始めて飲むから分かんないけど」