拗らせ女子に 王子様の口づけを
グッと足に力を入れて踏ん張ってみた。
「離してっっ、、、、」
手を振りほどこうとしたとき、誰かに手首を捕まれて、聞いたことの無い奏ちゃんの低い声が聞こえる。
「…………何処つれてくの?」
えっ???と声のする方を見る。
「この子俺のなんだよね?何勝手に触ってんの?」
眉間に皺を寄せて、3人の男たちよりも高い位置から見下ろして、更に声を低くして威嚇した。
イケメンが怒ると怖いな……。
パッと私の手を離し、あっという間に男たちは逃げていった。
早いな、、、その逃げ足の早さに思わず笑いが洩れる。
クスクスクス。
「……沙織。笑い事じゃないからな?」