私って、男運がないと思うんです

「なに、あんたが不貞腐れてんの」


「え、だって…。」


「機嫌悪くなるのはこっちだろ。人の仕事中にあんな電話よこして。で、昨日は岡田にお持ち帰りでもされたの?」


「そんなわけないじゃないですか。岡田さんはそんなことしないですよ」


「はっ!?」


吐き捨てるように言って私に背を向け、事務所の中にズンズン進んでいった。

恐る恐る後を追いかけると、冷蔵庫からビールを取り出しプルタブを空けている陽さんと目が合った。


「ごめんなさい。怒んないでください。私、ちゃんと話してたくて今日来たんです」

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