私って、男運がないと思うんです
日本に着いてすぐ、彼女に電話をした。
どうやら飲み会の最中だったようで、電話越しに喧騒が伝わってくる。
家に来るかと誘うと、ちょっと口ごもっていたが、俺が家に着いてからそんな時間を空けずに彼女はやってきた。
クライアントとの新年会だったらしく、1次会だけで帰すのに苦労したと言いながら
「おかえりなさい」
俺の顔を見て笑みを浮かべる彼女に、たまらなく胸を締め付けられた。
この子を
この表情を独り占めしたい―――
そう思いながら、深く口づけた。