私って、男運がないと思うんです


「陽さん、私の名前知ってます?」

隣で横たわる彼女の髪をなでていると、ふとしたように聞かれた。

「知ってるよ」

「よかったぁ」

嬉しそうな顔をしながらも、ちょっと複雑そうにする彼女が何を考えているかは想像がつく。

でも照れくさくて

「知らないと思ってた?」

ゆっくりとキスをしてごまかした。


彼女とのこんなやりとりもくすぐったく幸せな気分にさせてくれた。

< 171 / 202 >

この作品をシェア

pagetop