私って、男運がないと思うんです

「誰って、俺じゃなかったら、お前?」

訳がわからないとでも言いたげに、首をかしげている。

「私のじゃありません。私以外にも女の人いるんですっけ?初めてここに来た時からありましたよ」

そう言われて初めて、何かに気付いたようで

「もしかして、これのせい?」

そう聞いて来た。その問いかけに頷いて、陽さんをにらむと、両手からボトルを取り上げられ、そのボトルたちはそのままゴミ袋の中に投げられた。

「俺、こんなのあるの気付いてなかった。ゴメン。でも、この部屋に入った女ってお前の前だと、もう何年も前の話だよ」

そう言い訳のように話す陽さんだけど、なんか納得できなくて

「その人とも一緒に住んでたんですか?」

思わず聞いてしまった。


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