イマカレモトカレ 永遠の愛は?
「軽トラでエンジェルロードって・・・
ウケるんだけど!」
「2度と無いと思うよ?」
「それにその格好!どーなの?
じいちゃんの作業ズボンでしょ?」
「誰も見ないよ
それに何と思われても
ここにいる人みんな知らない人だから
平気だよ そんなことより渡るぞ!」
貴弘はあたしの手を取り
潮の引いた海岸へと向かっていった。
潮が引いたときに道が現れる
一日のうちに渡れるのが限られていて
その時に恋人と真ん中で手を繋ぐと
願いが叶うと言われている。
こんな時間なのに
渡ってるカップルが多い。
貴弘は真ん中に差し掛かると
足を止めた。
「乃愛とこの先何が起きても
一緒にいたい
この先何が起きても
乃愛を全力で守るから
だから乃愛と結婚させてください
必ず幸せにします」
貴弘は独り言のように言った。
そして
「乃愛 今度こそお前を
幸せにする!
周りに振り回されたりしない
だからオレと一緒になって」
と あたしに2度目のプロポーズをしたのだ。
「嘘じゃないよね?」
「嘘?どこまで信じられないわけ?
嘘でこんな神秘的なところで
こんなことしないし!
なんか・・・ショック
もー!帰るわ!」
貴弘はさっさと来た道を
引き返すように歩き始めた。
「待って!待ってよぉ~!」
あたしは貴弘を追いかけるように
急ぎ足をしてると
貴弘が急に立ち止まり
振り返った。