イマカレモトカレ 永遠の愛は?


「・・・わかんないよ
和典さんの考えてること」


「やっと離婚が成立したんだ
追い込んでるプロジェクトって言うのは
離婚ということだったんだ
ずっと妻と話し合ってて
やっと承諾してもらったんだよ」


「それって奥さんは納得してないよ」


「納得したとかしてないとかは
証拠にほら!
届けには印鑑を押して貰ってる
これを提出したら
乃愛と一緒に第2の人生が歩めるから」


離婚届をあたしに見せた。


あたしと第2の人生?
そんなことあたし望んでない。


冗談じゃない!
回りはあたしが奪ったと思うに違いない
世間に指を指さされて
そんな人生耐えられない。


そんな和典さんとの第2の人生なんて
考えられない。


和典さんが出した離婚届を
奪い真っ二つに破った。


「何すんだよ!」


「こんなもん破ればいいのよ!」


和典さんに止められても
破るのをやめなかった。


「それを破ってもまた書き直せばいいんだから
別に粉々にしなくてもいいよ」


「帰って!」


「乃愛はオレのこと
好きじゃないのか?
同じ気持ちじゃないのか?」


「好きだった 結婚もしたいと思ってた
だけどこんな仕打ちがあるなんて・・・
それに!同じ気持ち?
あたしの気持ちと和典さんの気持ちは違う!
離婚の話してても奥さんのことを
抱ける人だもん」


「あいつそんなことまで言ったのか?」


その言葉から奥さんが言ったのは
嘘ではないとわかった。


「あれは!最後の思い出に!って」


「はぁ?思い出?
意味わかんない!
もー!ほんとにわかんない!
帰って!いいから帰って!
2度と来ないで」


「今の乃愛に何を言っても無駄だよな
でもオレは諦めないから
今日は帰る 明日また来る
そしてあいつには乃愛の前には
現れるなと伝えとくから」


と 和典さんは帰っていった。





< 92 / 187 >

この作品をシェア

pagetop