オフィスの野獣と巻き込まれOL
「元気そうね」
ポンと淑子ママに肩を叩かれた。
「はい。
近くに来たので、寄ってみました」
こちらは?
横にいたキモの事を尋ねられたから、会社の同僚ですと答えた。
「そう。よくいらして下さいました」
ママがキモに向かって丁寧に挨拶する。
キモはどういう訳か、よそよそしくママの挨拶に適当に応じたあと、
私の後ろに目立たないように立っていた。
さっきまで、尊大と言ってもいいくらいの大きい態度取ってたのに。
今回ばかりは、私の後ろにこっそりと隠れるようにしている。
「一人で来るのも、勇気がいったからついてきてもらったの」
「気にしないで、遊びに来ればいのに」
淑子ママは屈託なく笑って言うが、この席について水割りを飲むだけで相当なものである。
「美帆ちゃんなら、特別よ。自分の娘から、お金巻き上げようなんて思わないもの」
「それは、有難いですが。そうされると、足が向きにくくなります」
私は、小さくなって答える。
「そうよね。でも、そんなこと気にしないで会いにいらっしゃい。
顔見せるだけでいいのよ。どうせ、道楽だけでやってるんだから、ね」
こんなところも好きだ。
一人暮らしをするようになってからは、この人が私の親のようなものだった。
人生のいろんなことを、この人から学んだ。
ポンと淑子ママに肩を叩かれた。
「はい。
近くに来たので、寄ってみました」
こちらは?
横にいたキモの事を尋ねられたから、会社の同僚ですと答えた。
「そう。よくいらして下さいました」
ママがキモに向かって丁寧に挨拶する。
キモはどういう訳か、よそよそしくママの挨拶に適当に応じたあと、
私の後ろに目立たないように立っていた。
さっきまで、尊大と言ってもいいくらいの大きい態度取ってたのに。
今回ばかりは、私の後ろにこっそりと隠れるようにしている。
「一人で来るのも、勇気がいったからついてきてもらったの」
「気にしないで、遊びに来ればいのに」
淑子ママは屈託なく笑って言うが、この席について水割りを飲むだけで相当なものである。
「美帆ちゃんなら、特別よ。自分の娘から、お金巻き上げようなんて思わないもの」
「それは、有難いですが。そうされると、足が向きにくくなります」
私は、小さくなって答える。
「そうよね。でも、そんなこと気にしないで会いにいらっしゃい。
顔見せるだけでいいのよ。どうせ、道楽だけでやってるんだから、ね」
こんなところも好きだ。
一人暮らしをするようになってからは、この人が私の親のようなものだった。
人生のいろんなことを、この人から学んだ。