オフィスの野獣と巻き込まれOL
「信頼してないんじゃない。美帆が魅力的すぎるのよ」
「私が、魅力的?本当にそう思う?
なに言ってるのよ」
「言わない。
これ以上、自信持たれても困るから」
「自信なんて、どこにもないよ。
唯一、気持ちが傾きそうになった人には……
お前とは、この場限りの付き合いだって言われちゃったんだから」
本当に、どこが魅力的なのか。
外見で判断されて、遊びで付き合ってもいい女だと判断される。
「それのどこが、魅力的なの。
私のような女は、あなたのような女に適わない。
男性が守ってあげたいって思うような。
はかなげな亜美のような女の子の方が、どれだけ大事にされるのか。
分かってるの?亜美」
亜美の表情が和らいだ。
口元に、笑みさえ浮かばせてる。
「やっぱり、いろいろあったんじゃないの。
何で言わないのよ、美帆。私、死ぬほど心配したじゃないのよ。バカね。
もしかして、その相手って、堀川課長ね?
美帆ったら、やっぱり悩んでたんじゃいの。どうして教えてくれなかったの?
私、あなたの力になれないそう思ったから、教えてくれなかったの?
私は、そんなに役に立たない?」
「違う……」
「辛かったでしょう?」
「うん」
「やっと、白状した。悩んでたのね?」
私は、打って変わって心配そうにのぞき込む、亜美の顔を見つめた。