オフィスの野獣と巻き込まれOL
そろそろ京都につきそうだった。
車内にアナウンスが流れ、私は二人を揺すって起こした。
「ありがとう」
微かにささやく声が聞かれて、堀川課長が体を起こすのが分かった。
「そろそろ、準備してください」
「ああ」
私は、肩に乗った重しのために、ずっと同じ姿勢を取っていた。
身体が強張って、少々感覚がしびれて反応が鈍くなっていた。
だから、彼が近づいてくるのが分からなかった。
「ん?」
首筋に、軽く何かが触れた。
何だろうと振り向いた時に、目の前に課長の顔が見えた。
「静かに……」
彼が言葉を発した時には、唇が重ねられていた。
そっと触れるようなキスではなく、
熱のこもった激しいキス。
人がいる中で、いきなり激しいキスをされた。