オフィスの野獣と巻き込まれOL
「恋人のために、別の男に抱かれる女だと思ったの?」

「そう考えてもおかしくない。
そのくらい、きれいだった。
その時の俺は、野暮ったい格好して、とても気に入られるような人間には見えないのに。
好意を持たれるなんて、信じられない」

「見た目とは、違うと持ってたもの。逆に興味を持ったの。どうしてこんな事してるんだろうって」

「そうか。そんなふうに思われてたのか」
彼は、笑った。

「祐一さん……」

「それなら、誰にも邪魔されずに君のこと愛せる」

「キス……もっと優しくして」

「これでも、控えめにしてるつもりだよ」

「祐一さん、痛い。優しくして」

「もう一度、名前を呼んで。ほら、早く」

何も言えない……

口が塞がれて、熱いキスを受けて、何も考えられなくなった。

気持が通じ合って、同じ気持ちでいると気が付いた。

もう、引き留めるものは何もない。

私たちは、濃密な時間を過ごした。

彼の行為が愛情から来るものだと知って、心が満たされた。

最初にあった時より、お互いを思いやって関係が深まっていった。

こんなふうに愛されたら、何もかもが理想的だった。

彼は、これ以上ないとうほど優しい恋人になった。

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