オフィスの野獣と巻き込まれOL

部屋の中に柔らかく差し込んでくる明かりで、目が覚めた。

愛しい人の腕の中でまどろんでいると、部屋の中がだんだん明るくなってきた。

「起きてたのか?」

「うん」耳元で声がする。

起きてたっていうか。
眠たくても、眠らせてくれなかったでしょう?

うとうとすると、胸の上に置かれてる手が
さ迷いだして、すぐにキスに繋がる。

キスだけでは飽きたらない彼は、
私の体をひっくり返して、私の体の隅々まで、手と口と舌を使って愛撫する。


昨日から、愛の行為を
どれだけ繰り返したの。

「ダメ。いい加減に眠らせて」
眠くて仕方ない。

それでも私は、
彼に触れるのを、止められない。

彼の体が、熱を帯びて熱くなっている。

体の熱と共に、愛撫も熱を帯びてくる。

押し潰されそうになるほど、きつく抱きしめられる。

苦しくなって、彼の腕から逃れようと、重たい腕を振りほどいた。

「無理。こんな体を目の前にしたら、五分だってじっとしていられない」


彼は、あっさりと私を捕まえてを引き寄せた。

片方の手が、私の胸を鷲づかみにした。

彼はもう、私の体のどこにキスをしようとも、指で何を捕えようが、私にいちいち断ったりしない。

彼は、長い指を巧みに動かしながら、柔らかく形を変えていく様子をいつまでも楽しんでいる。
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