オフィスの野獣と巻き込まれOL

「なんてきれいな体なんだ。じっくり見たい。手で邪魔しないで」

耳元でささやかれると、本当にとろけてしまう。

私はベッドに押さえつけられたまま、何度も彼を受け入れた。


私の上で何度も身を震わせる。

終わった後も、私にぴったりと体を寄せて一人にしなかった。

「髪は下ろさないの?」

腕枕をして、私の髪を弄んでる。

キスを繰り返して、唇が触れるか触れないかという距離を保っている。

「寝るとき以外は」

自分の言った事にはっとして、身をよじった。

「俺がほどいてやろうか?」すしっと体重をかけられて、身動きが取れなくなった。


自信なさげな人間はどこにいったの?

もう、私のこと、充分味わったはずなのに。

「まだ君を、食べつくしていない」といって軽く唇にかみついてくる。

私をからかって、さらに挑発してる。

振り払わなきゃいけないのに。彼の体にしがみついてしまう。

キスがやめられない。一度離れたのに。

触れていたくて彼に近づいてしまう。

「お願い。やめないで」思ってることと反対の事を言ってしまう。

彼の行動は、自信のない人間とはまるで違う。

言葉遊びでからかうように、挑発して、わざと言わせたい言葉を私から引きだしている。

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