臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
そうなんだ。友達はいるんだ。
「社長職についている友人はいないからなかなか会えないが……それ旨そうだな。どこにあった?」
急な話題の転換に、フォークで刺していたトマト煮込みの鶏肉を眺める。
「美味しいですよ。え……と」
確か後ろのテーブルから取ったはずだけど……見当たらない。
「下げられちゃったのかも。あまり残っていませんでしたから」
「ふーん?」
また同じのが運ばれてくるかな。
右往左往してるウェイターさんの動きを見ていたら、急にフォークを持っていた手を掴まれて、ギョッとしながら振り返った瞬間、刺さっていた鶏肉は社長の口の中に消えた。
なんて早業だ。
「……あの……」
「うん。旨いな。それが好きな味なら、こっちもきっとお前の口に合うと思うぞ」
チーズが乗った、なんの料理かわからないけど……それを普通の事のように差し出す社長に、体温が上昇していくのがわかる。
「……どうした? お前はこういうの平気じゃなかったか?」
もしかしてこれは、昨日の芋羊羮をペロッと食べた復讐か?
……なんて思ったけど、とても不思議そうに言う社長に、なんの含みもないらしい。
でも私には、チーム大和撫子が口を開けて悲鳴をあげそうになっているのも視界に入っちゃってるんだけどさぁ?
「さすがにここでは、お行儀が悪いような気がするんですけど」
「そうか?」
「そうですよ。それに……」
あなたが言ったんじゃないか、羞恥心はないのかって。
私にだって羞恥心はあるよ。
「社長職についている友人はいないからなかなか会えないが……それ旨そうだな。どこにあった?」
急な話題の転換に、フォークで刺していたトマト煮込みの鶏肉を眺める。
「美味しいですよ。え……と」
確か後ろのテーブルから取ったはずだけど……見当たらない。
「下げられちゃったのかも。あまり残っていませんでしたから」
「ふーん?」
また同じのが運ばれてくるかな。
右往左往してるウェイターさんの動きを見ていたら、急にフォークを持っていた手を掴まれて、ギョッとしながら振り返った瞬間、刺さっていた鶏肉は社長の口の中に消えた。
なんて早業だ。
「……あの……」
「うん。旨いな。それが好きな味なら、こっちもきっとお前の口に合うと思うぞ」
チーズが乗った、なんの料理かわからないけど……それを普通の事のように差し出す社長に、体温が上昇していくのがわかる。
「……どうした? お前はこういうの平気じゃなかったか?」
もしかしてこれは、昨日の芋羊羮をペロッと食べた復讐か?
……なんて思ったけど、とても不思議そうに言う社長に、なんの含みもないらしい。
でも私には、チーム大和撫子が口を開けて悲鳴をあげそうになっているのも視界に入っちゃってるんだけどさぁ?
「さすがにここでは、お行儀が悪いような気がするんですけど」
「そうか?」
「そうですよ。それに……」
あなたが言ったんじゃないか、羞恥心はないのかって。
私にだって羞恥心はあるよ。