臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
「どうして社長のうちにいく話になるんですか。そもそも、上がったことのない家は“知らない家”と同じですからね! だいたい勝子さんの朝食を召し上がりたいんでしょうが、わざわざあなたの家に持ってこいとでも言うつもりですか?」
眉を吊り上げて叱りつけてしまったけど、これは仕方がない。
「ああ。うちは気にしなくてもいいですよ。坊っちゃんの家とは隣なんで」
小杉さんが割り込んできて、キョトンとした。
「……小杉さんの家は、社長の家のお隣りなんですか?」
「まぁ、もともと東野家の土地なんですけど、私も妻も東野家で働いているわけですから、わざわざ通勤するのは面倒だろう……と、先代の社長が家を建ててしまいまして」
……でかい話だな。それ。
「ええと……奥様は、勝子さん?」
「そうです。もともと嫁が東野家に勤めていたんですよ。だから気にしなくても大丈夫です。うちは子供に恵まれませんでしたから、社長が息子みたいなものですし」
気楽に笑う小杉さんに、社長がどこか不貞腐れたように小さく溜め息をついたのが見えた。
……社長にしてみたら、小杉さんがお父さんがわりで、勝子さんがお母さんのかわりなのかな?
ある意味、たくさんの人に囲まれて育ったんだね。
小さくふふっと笑うと、それに気がついたのか社長は私を見る。
「何がおかしい」
「いいえ。別に何も」
眉を吊り上げて叱りつけてしまったけど、これは仕方がない。
「ああ。うちは気にしなくてもいいですよ。坊っちゃんの家とは隣なんで」
小杉さんが割り込んできて、キョトンとした。
「……小杉さんの家は、社長の家のお隣りなんですか?」
「まぁ、もともと東野家の土地なんですけど、私も妻も東野家で働いているわけですから、わざわざ通勤するのは面倒だろう……と、先代の社長が家を建ててしまいまして」
……でかい話だな。それ。
「ええと……奥様は、勝子さん?」
「そうです。もともと嫁が東野家に勤めていたんですよ。だから気にしなくても大丈夫です。うちは子供に恵まれませんでしたから、社長が息子みたいなものですし」
気楽に笑う小杉さんに、社長がどこか不貞腐れたように小さく溜め息をついたのが見えた。
……社長にしてみたら、小杉さんがお父さんがわりで、勝子さんがお母さんのかわりなのかな?
ある意味、たくさんの人に囲まれて育ったんだね。
小さくふふっと笑うと、それに気がついたのか社長は私を見る。
「何がおかしい」
「いいえ。別に何も」