臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
「とりあえず、これ。頼まれていた調査結果。とりあえず食品に問題はなかったけど、他に問題を見つけたよ」
軽く言われながら青い分厚いファイルを差し出され、社長は眉間にシワをよせる。
「他に問題?」
「……と言っても、今日は金曜だし、役員会は月曜を待つことだね。親父には直接話しておく」
なんだろう? なんの調査結果?
ちょっと気になってファイルを見つめると、孝介さんはクスクス笑いながら私を見た。
「それと西澤さん」
「あ。はい」
「社長と晩ごはんはパスするよ。俺は社長と違って、金曜の夜は忙しいんだ。まだ若いから」
まだ若いから……?
「では、お先に失礼します」
最後だけきっちり礼儀正しく挨拶をして、孝介さんは去っていった。
なんなんだろう。
若さはともかく、社長にファイルって事は、仕事柄みなんだろうけど。
「孝介さんの所属部署……どこなんですか?」
調べてみたけどすぐにわからなかったから、実は放置していた。
「内部監査室」
真剣にファイルをめくり始めた社長はボソリと呟く。
内部監査室か、じゃあ調査で出張ばかりの部署だよね。
「そうなんですね。それであまり社内で見ない……」
言いかけて、社長の手にしたファイルを凝視した。
内部監査の人間が、社長に“直接”渡しに来たファイル。
それはあまり普通じゃない。
軽く言われながら青い分厚いファイルを差し出され、社長は眉間にシワをよせる。
「他に問題?」
「……と言っても、今日は金曜だし、役員会は月曜を待つことだね。親父には直接話しておく」
なんだろう? なんの調査結果?
ちょっと気になってファイルを見つめると、孝介さんはクスクス笑いながら私を見た。
「それと西澤さん」
「あ。はい」
「社長と晩ごはんはパスするよ。俺は社長と違って、金曜の夜は忙しいんだ。まだ若いから」
まだ若いから……?
「では、お先に失礼します」
最後だけきっちり礼儀正しく挨拶をして、孝介さんは去っていった。
なんなんだろう。
若さはともかく、社長にファイルって事は、仕事柄みなんだろうけど。
「孝介さんの所属部署……どこなんですか?」
調べてみたけどすぐにわからなかったから、実は放置していた。
「内部監査室」
真剣にファイルをめくり始めた社長はボソリと呟く。
内部監査室か、じゃあ調査で出張ばかりの部署だよね。
「そうなんですね。それであまり社内で見ない……」
言いかけて、社長の手にしたファイルを凝視した。
内部監査の人間が、社長に“直接”渡しに来たファイル。
それはあまり普通じゃない。