臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
座り直して溜め息をついたら、小杉さんが運転席に滑り込んで来る。
「西澤さんの家からでいいですか?」
「あ……はい。いつもありがとうございます」
小杉さんにいつものお礼を言ったところで車が走り始めた。
無言でいる車内はとても静かだ。
エンジン音だけが充満していく。
「……喧嘩でもされましたか? 朝からおかしいですよ?」
重苦しい雰囲気に堪えかねて、小杉さんが口を開いて、ルームミラー越しに社長を見た。
まぁ、小杉さんからしたら、社長は朝っぱらから、そっぽを向いてた認識だよね。
「私はまだ業務中の認識ですが」
ただ、無表情ながら不機嫌そうに腕を組んでいる、社長のオーラが恐いだけです。
「もう会食は終わった。普通にしろ」
「普通にしたら、文句しか出ませんが」
「何の文句だよ」
「これって、誘拐ですからね?」
あっさり呟いたら、小杉さんが吹き出し、社長は目を見開いた。
「お前の家に送るために、車に乗せたのが誘拐か?」
「私はお断りしましたからね。それを車に引っ張り込むなんて……立派な誘拐じゃありませんか」
「まぁまぁ、西澤さん……」
小杉さんが間に入ってこようとしたから、キッと彼の後ろ頭を睨む。
「駄目です小杉さん。甘やかしちゃ!」
叫んだら、男性たちは身を引いた。
「西澤さんの家からでいいですか?」
「あ……はい。いつもありがとうございます」
小杉さんにいつものお礼を言ったところで車が走り始めた。
無言でいる車内はとても静かだ。
エンジン音だけが充満していく。
「……喧嘩でもされましたか? 朝からおかしいですよ?」
重苦しい雰囲気に堪えかねて、小杉さんが口を開いて、ルームミラー越しに社長を見た。
まぁ、小杉さんからしたら、社長は朝っぱらから、そっぽを向いてた認識だよね。
「私はまだ業務中の認識ですが」
ただ、無表情ながら不機嫌そうに腕を組んでいる、社長のオーラが恐いだけです。
「もう会食は終わった。普通にしろ」
「普通にしたら、文句しか出ませんが」
「何の文句だよ」
「これって、誘拐ですからね?」
あっさり呟いたら、小杉さんが吹き出し、社長は目を見開いた。
「お前の家に送るために、車に乗せたのが誘拐か?」
「私はお断りしましたからね。それを車に引っ張り込むなんて……立派な誘拐じゃありませんか」
「まぁまぁ、西澤さん……」
小杉さんが間に入ってこようとしたから、キッと彼の後ろ頭を睨む。
「駄目です小杉さん。甘やかしちゃ!」
叫んだら、男性たちは身を引いた。