臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
***
短い話し合いの後、社長は副社長と一緒に昼ご飯に向かった。
それをお見送りして久しぶりに社食に顔を出したら、珍しい組み合わせの二人が向かい合わせに座っていて驚く。
「詩織? 飯村さん?」
パッと顔を上げた二人が、びっくりして私を見てきた。
「お昼? ご一緒してもいいですか?」
詩織は素早く頷いてくれたけど、飯村さんは一瞬躊躇して、彼女の様子に渋々頷いてくれる。
「西澤さん。社長はいかがされたんですか?」
「副社長とランチに行かれました」
飯村さんが訝しむような顔をするから、アッサリ答えて詩織の隣に座ると、懐かしの本日の定食に箸をつけ始める。
旬の焼魚、お浸し、あんかけ揚豆腐に、わかめのお味噌汁に白米。
立派な和食じゃない?
そうして食べながら、隣りの詩織と、向かいの飯村さんの様子に首を傾げた。
なんだろ、何か空気が微妙に重い。
「私、お邪魔だった?」
「ううん。ちょうど良かったの。私は助かった!」
ふぅん。詩織は助かったらしいけど、飯村さんはその答えに、苦い顔をしてお茶を飲み始めてる。
社食のお茶はあまり苦くないから、その表情の理由は別にあるんだろう。
「飯村さんは、最近、気になる女性が出来たのだとか?」
言った瞬間、彼は盛大にお茶にむせた。
「ごほ……っ! え、あの……。そんな話……ゴホゴホ」
涙目になった飯村さんに、詩織が同情の視線を向けるだけで何もしないから、ティッシュを差し出したら片手を振られて断られる。
短い話し合いの後、社長は副社長と一緒に昼ご飯に向かった。
それをお見送りして久しぶりに社食に顔を出したら、珍しい組み合わせの二人が向かい合わせに座っていて驚く。
「詩織? 飯村さん?」
パッと顔を上げた二人が、びっくりして私を見てきた。
「お昼? ご一緒してもいいですか?」
詩織は素早く頷いてくれたけど、飯村さんは一瞬躊躇して、彼女の様子に渋々頷いてくれる。
「西澤さん。社長はいかがされたんですか?」
「副社長とランチに行かれました」
飯村さんが訝しむような顔をするから、アッサリ答えて詩織の隣に座ると、懐かしの本日の定食に箸をつけ始める。
旬の焼魚、お浸し、あんかけ揚豆腐に、わかめのお味噌汁に白米。
立派な和食じゃない?
そうして食べながら、隣りの詩織と、向かいの飯村さんの様子に首を傾げた。
なんだろ、何か空気が微妙に重い。
「私、お邪魔だった?」
「ううん。ちょうど良かったの。私は助かった!」
ふぅん。詩織は助かったらしいけど、飯村さんはその答えに、苦い顔をしてお茶を飲み始めてる。
社食のお茶はあまり苦くないから、その表情の理由は別にあるんだろう。
「飯村さんは、最近、気になる女性が出来たのだとか?」
言った瞬間、彼は盛大にお茶にむせた。
「ごほ……っ! え、あの……。そんな話……ゴホゴホ」
涙目になった飯村さんに、詩織が同情の視線を向けるだけで何もしないから、ティッシュを差し出したら片手を振られて断られる。