臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
社長が、こういったお手軽なコーヒーショップを使うとは思っていなかったかも。
淹れられたばかりの紙コップのコーヒーを、小さなプラスチック製のトレイに乗せて社長は空いている座席に向かう。
フラフラしてないから、手は離してくれてもいいのに。
……でも、ひんやりしていて、火照りのある肌には心地良い。
ぼんやりしていたら、社長はトレイをテーブルに置いて、椅子を引いてくれた。
「……ありがとうございます」
「コーヒーに砂糖いるか?」
「あ。いいえ。私はブラック派なのでいりません」
私の顔を覗き込み、社長は眉を上げてから目の前に座る。
「酒は抜けてきてるのか? お前はあまり顔に出ないんだな」
「はあ……」
どうなんだろう。酔っ払うと身体の中がメラメラしている気がして、あっついなぁってなるけど。
「だとすると、急性アルコール中毒には気をつけないと……いや、今日のは俺が悪いか」
「あ、いいえ。途中で私も飲み過ぎたかなぁって気が付きましたから。これは自業自得です」
目の前のコーヒーを二人で同時にすすり、そして沈黙が落ちた。
真夜中の店内は、お客様もまばらでとても静かだ。
受験生なのか、たくさんの本を置いて、ノートに必死になって書き込んでいる男の子もいるし、ぼんやりと外を眺めているおじさんもいる。
カップルだと思うけど、お互いにスマホを見ながら赤の他人みたいにしていたり……不思議な空間。
淹れられたばかりの紙コップのコーヒーを、小さなプラスチック製のトレイに乗せて社長は空いている座席に向かう。
フラフラしてないから、手は離してくれてもいいのに。
……でも、ひんやりしていて、火照りのある肌には心地良い。
ぼんやりしていたら、社長はトレイをテーブルに置いて、椅子を引いてくれた。
「……ありがとうございます」
「コーヒーに砂糖いるか?」
「あ。いいえ。私はブラック派なのでいりません」
私の顔を覗き込み、社長は眉を上げてから目の前に座る。
「酒は抜けてきてるのか? お前はあまり顔に出ないんだな」
「はあ……」
どうなんだろう。酔っ払うと身体の中がメラメラしている気がして、あっついなぁってなるけど。
「だとすると、急性アルコール中毒には気をつけないと……いや、今日のは俺が悪いか」
「あ、いいえ。途中で私も飲み過ぎたかなぁって気が付きましたから。これは自業自得です」
目の前のコーヒーを二人で同時にすすり、そして沈黙が落ちた。
真夜中の店内は、お客様もまばらでとても静かだ。
受験生なのか、たくさんの本を置いて、ノートに必死になって書き込んでいる男の子もいるし、ぼんやりと外を眺めているおじさんもいる。
カップルだと思うけど、お互いにスマホを見ながら赤の他人みたいにしていたり……不思議な空間。