臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
「興味も何も、私は見たままの人間だと思うんですが」
「見たままの人間がどこの世界にいるんだよ。だいたい見た目だけで言えば、お前は有能な秘書の鑑に見える」
「無能と言われるより嬉しいです」
「ただ、関わってみると“母親”みたいだ。普通、年上の男を相手に世話焼くか?」
世話を焼いた記憶は……。
ああ、お弁当の事を言ってるのかな?
「ご飯食べに行かない社長が悪いんです。人間として考えなくてはならないですもん」
「人間か……まぁ、完全無欠な人間はいないよな」
そう言って芋羊羮をパクつく社長をまじまじと見る。
いきなり“人間”を語り始めたの?
「いたらどうします?」
「そんなもんは気持ち悪いだろ」
うわぁ。一刀両断したよ。
「社長は完璧を目指さないんですか?」
「完璧な人間? お前の考えている完璧な人間の定義を言ってみろ」
私の定義?
「何でもよく出来て、性格も頭もよくて、人当たりも見た目もよくて、人徳もあって……?」
指折り数えていたら、社長が呆れた顔をした。
「早死にしそうだなぁ」
それは私も少し思った。
「人間なんて清濁併せ持ってるもんだろ。良いとこもあって悪いところもあって。そっちの方が人間らしくて俺は好きだな。お前のは単なる理想。そうじゃなければ聖人」
とりあえず、社長が自分の事を“完璧”じゃないと暗に示しているのはわかった。
「見たままの人間がどこの世界にいるんだよ。だいたい見た目だけで言えば、お前は有能な秘書の鑑に見える」
「無能と言われるより嬉しいです」
「ただ、関わってみると“母親”みたいだ。普通、年上の男を相手に世話焼くか?」
世話を焼いた記憶は……。
ああ、お弁当の事を言ってるのかな?
「ご飯食べに行かない社長が悪いんです。人間として考えなくてはならないですもん」
「人間か……まぁ、完全無欠な人間はいないよな」
そう言って芋羊羮をパクつく社長をまじまじと見る。
いきなり“人間”を語り始めたの?
「いたらどうします?」
「そんなもんは気持ち悪いだろ」
うわぁ。一刀両断したよ。
「社長は完璧を目指さないんですか?」
「完璧な人間? お前の考えている完璧な人間の定義を言ってみろ」
私の定義?
「何でもよく出来て、性格も頭もよくて、人当たりも見た目もよくて、人徳もあって……?」
指折り数えていたら、社長が呆れた顔をした。
「早死にしそうだなぁ」
それは私も少し思った。
「人間なんて清濁併せ持ってるもんだろ。良いとこもあって悪いところもあって。そっちの方が人間らしくて俺は好きだな。お前のは単なる理想。そうじゃなければ聖人」
とりあえず、社長が自分の事を“完璧”じゃないと暗に示しているのはわかった。