臨時社長秘書は今日も巻き込まれてます!
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車から先に降りた社長の手を借りて車から降りる。
「気を抜くなよ?」
「社長こそ」
こっそり言い合うと、社長は空いている手を腰にまわしてきた。
スーツを着た人がにこやかに近づいてきて、社長に挨拶をする。
社長が普段にないくらい柔らかい口調で返事をしているけど、正直、私はそれどころじゃない。
……エスコートされてるよ、私。
ど、どうでも良いけど、腰に手をまわすのはやめてくれないかな。
さすがに恥ずかしくて身悶えしそうなんだけど。
モゾモゾしていたのに気がついたのか、彼はにこやかな笑みを浮かべて耳元まで身を屈める。
「赤くなるな。平常心でいろ。いつもこうしていると思い込め」
ここまでする必要ある?
もう心臓はバクバクしているし、耳元で囁くようにして言うからくすぐったいし、その眉目秀麗な顔を近づけられたら息できないし。
それでも笑みを崩さなかった私に天晴れだ!
「もう始まっちゃってるんですか?」
「言っただろう。善くも悪くも俺は顔が売れてる」
傍目には、にこやかに会話しているように見えるだろう。
笑みを張り付けたままロビーに踏み込んで、チラリと辺りを見回すといくつか興味津々の視線とぶつかった。
これは正に動物園状態じゃ?
に、逃げてもいいですか?
車から先に降りた社長の手を借りて車から降りる。
「気を抜くなよ?」
「社長こそ」
こっそり言い合うと、社長は空いている手を腰にまわしてきた。
スーツを着た人がにこやかに近づいてきて、社長に挨拶をする。
社長が普段にないくらい柔らかい口調で返事をしているけど、正直、私はそれどころじゃない。
……エスコートされてるよ、私。
ど、どうでも良いけど、腰に手をまわすのはやめてくれないかな。
さすがに恥ずかしくて身悶えしそうなんだけど。
モゾモゾしていたのに気がついたのか、彼はにこやかな笑みを浮かべて耳元まで身を屈める。
「赤くなるな。平常心でいろ。いつもこうしていると思い込め」
ここまでする必要ある?
もう心臓はバクバクしているし、耳元で囁くようにして言うからくすぐったいし、その眉目秀麗な顔を近づけられたら息できないし。
それでも笑みを崩さなかった私に天晴れだ!
「もう始まっちゃってるんですか?」
「言っただろう。善くも悪くも俺は顔が売れてる」
傍目には、にこやかに会話しているように見えるだろう。
笑みを張り付けたままロビーに踏み込んで、チラリと辺りを見回すといくつか興味津々の視線とぶつかった。
これは正に動物園状態じゃ?
に、逃げてもいいですか?