失恋した直後のラインは甘い囁き
「そうか・・」


と智也は答えた。


私はもうすっぽり智也の腕の中に収まり泣いていた。



「理央がこんなに俺との事真剣に考えてくれてるとは思わなかった」


と私を抱きしめた。


「好きだよ、凄く好き・・だけど、今の自分じゃ無理。


 もっと強くなるまで待って・・」


と私は泣いた。


「でも、婚約はして欲しい」


と智也は言った。


「いつ心変わりしても俺は理央を責めない。


 だって俺は理央の側にいてやれないから。


 でも、俺は理央と結婚したいと思ってる。


 いや、理央しか考えられない。


 お願いだ、婚約してくれ」


と智也は私の体を少し離して私の顔を見た。


その瞳は真剣そのものだった。


黒く、鮮やかに輝いていた。


「・・毎日、メール頂戴・・毎日、ビデオ通話して・・


 私を繋ぎとめるような甘い言葉をたくさん囁いて・・」


と私は涙まみれの顔で言った。


智也の顔はパッと明るくなった。


「学校が休みの時はニューヨークまで来てくれ。


 もちろん渡航費は出すから。


 そして毎日ラインするよ。


 理央が溶けちゃいそうな甘い言葉を囁くよ」


と言って私を抱きしめた。



「・・私、英会話も勉強する」


「うん」


「立派な看護師になって智也をサポートする。


 結婚したら良き妻としてもサポートする」



「理央、最高のプロポーズの言葉だよ」


と智也はとびきりの笑顔を向けて私を抱き上げた。


「ちょ、智也」


私は泣き笑いのような顔になった。


「未来の奥さん、愛してる」


そう言って私を寝室へ連れて行った・・。




END
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