私、今から詐欺師になります
「……玲さん、それ、今度は自分がしてあげないと」
と茅野が言うと、
「あ、でも、今まで睨んできてた別の会社のおばちゃんがエレベーターで優しくしてくれたかな」
と言う。
「よかったですね、玲さん。
あ、玲司さん」
と言ったそのとき、
「茅野」
と社長室の扉が開いて、穂積が顔を出してきた。
それに気づいて、玲が言う。
「ほら、茅野ちゃん。
社長がお呼びだよ。
朝の挨拶に行ってないからじゃない?」
「えっ?
でも、今朝は下でお会いして、もうご挨拶しましたよ」
「……茅野ちゃん、意外とクールだね。
ちょっとでも顔見たいなとか思わないの?
それとも、うちのお兄ちゃんは、本当にただ、もてあそばれてるだけなの?」
と玲は両の腰に手をやり、訊いてくる。
茅野は、あはは、と笑い、
「私にもてあそぶとかそんな芸当できるはずありません」
じゃ、行ってきまーす、と言って、社長室に向かった。
と茅野が言うと、
「あ、でも、今まで睨んできてた別の会社のおばちゃんがエレベーターで優しくしてくれたかな」
と言う。
「よかったですね、玲さん。
あ、玲司さん」
と言ったそのとき、
「茅野」
と社長室の扉が開いて、穂積が顔を出してきた。
それに気づいて、玲が言う。
「ほら、茅野ちゃん。
社長がお呼びだよ。
朝の挨拶に行ってないからじゃない?」
「えっ?
でも、今朝は下でお会いして、もうご挨拶しましたよ」
「……茅野ちゃん、意外とクールだね。
ちょっとでも顔見たいなとか思わないの?
それとも、うちのお兄ちゃんは、本当にただ、もてあそばれてるだけなの?」
と玲は両の腰に手をやり、訊いてくる。
茅野は、あはは、と笑い、
「私にもてあそぶとかそんな芸当できるはずありません」
じゃ、行ってきまーす、と言って、社長室に向かった。