この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。


「私はこの学校に入学して、名門校と言われ、みんな頭がいいのに普通の生徒が多いことに驚いたんです。
校則が厳しい中でも女子はオシャレをし、恋愛の話で盛り上がる。
男子は部活もスポーツも夢中になって、休み時間はゲームをしたり……。

みんな、休み時間は図書室で勉強したりしてるのかと思ったら、職員室や生徒会室が近いから……って理由で、図書室に近づかない。
あーみんな普通の高校生なんだって……」






私の話に、みんなが苦笑しているのが見える。







「でもやっぱり先生も厳しくて、みんなそれなりにちょっとは窮屈に思ってるのかもしれない。
だったら、1日くらい夢のような日があってもいいんじゃないかって思ったんです」









「だから舞踏会っていうのが、よくわかりません」






私の話に、田辺さんがすぐさま反論する。





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