この胸いっぱいの好きを、永遠に忘れないから。
ホワイトとゴールドの重なった曲線美。
そして、真ん中に輝くブルーの宝石。
もちろんペアで買うことなんて出来ないくらいの高い物……。
私は思い切って、両親に頼み込んだ。
そう……土下座をしてまで……。
私がこんなことに興味を示すことも、両親には驚きだったようで……。
それに今まで何かが欲しいと駄々をこねたこともなかった私……、それくらい全てに無関心だった。
そんな私からのお願いを両親は……
「高校に合格したらね」
そう言った。