乙女野獣と毒舌天使(おまけ完結)
ー立花 杏樹様ー
悠一に連れられて、杏樹の病室の前にきた雅輝は、緊張していた。
杏樹が倒れたときいて、居ても立ってもいられなくて。
あんな突き放し方をして、会社でも必要以上の会話はせず、目もみらず、あやめがわざと自分とのことを見せびらかす態度をとってもほったらかしにした。
なのに、汗だくになり、セットした髪もぐちゃぐゃになりながら脇目もふらずここまで来た。
病室を開け、目に入ってきて杏樹の姿に鼻先がツンとなった。久しぶりにまともに見る顔は、顔色があまり冴えないように見える。
目を見開いた杏樹に、雅輝は精一杯話しかけた。
「杏樹、ごめん。倒れたってきいて、どこか悪いの?……ううん、そんなことじゃないんだ。…ひどいことした、本当は、俺が杏樹を幸せにしたいのに、誰かに幸せにして貰えなんて言って、そんなこと思ってない……。杏樹だけが好きなんだ。好きなんてもんじゃない、愛してるんだ。」
周りも気にせず訴える雅輝に杏樹は、涙目になった。
「………。」
「どこか痛い?つらい病気?」
返事の変わりに首をぶるぶると横にふる。雅輝が手を握れば、杏樹の目から大きな涙がぽろぽろと流れだし、雅輝のシャツの袖を濡らす。
「結城さんとの結婚は会社のためって思っていた。あんな動画見せられて、杏樹を信じきれない自分がいたんだ。何度でも話せば良かった。なのに、なのに。本当にごめん。勝手なのは分かってるんだ。それでも、許して欲しい。」
杏樹は涙を拭きながら、雅輝の顔を真正面から見た。
「あんな性格の悪い人と結婚するなんて本当に見る目がないんだって思ってた。私の方が雅輝さんのこと好きで愛してるのに。私だったら会社の評判落とすようなことしないのにって何回も思った。」
「……杏樹。」
「次、他の人に幸せにしてもらえなんて言ったら、許さないから。」
杏樹がまた涙を流しながら、雅輝に抱きついた。雅輝は驚いたが嬉しさの余りそう、杏樹に濃厚なキスをしたのだ。
そこにいるみんなが、目に入っていないようで、激しさをます口づけに、誰かが咳払いをする。そこで、ハッとなり、距離を取るが、周りをみるとニヤニヤする表情の他に、烈火のごとく怒っている人物がいた。
「君…一発殴っても、いいかな?」
雅輝がえっ?と言うのと同時に、その人物の右ストレートが飛んできた。
「パパ!何してるの!?」
と言う、杏樹の声が病室に響き渡った。
悠一に連れられて、杏樹の病室の前にきた雅輝は、緊張していた。
杏樹が倒れたときいて、居ても立ってもいられなくて。
あんな突き放し方をして、会社でも必要以上の会話はせず、目もみらず、あやめがわざと自分とのことを見せびらかす態度をとってもほったらかしにした。
なのに、汗だくになり、セットした髪もぐちゃぐゃになりながら脇目もふらずここまで来た。
病室を開け、目に入ってきて杏樹の姿に鼻先がツンとなった。久しぶりにまともに見る顔は、顔色があまり冴えないように見える。
目を見開いた杏樹に、雅輝は精一杯話しかけた。
「杏樹、ごめん。倒れたってきいて、どこか悪いの?……ううん、そんなことじゃないんだ。…ひどいことした、本当は、俺が杏樹を幸せにしたいのに、誰かに幸せにして貰えなんて言って、そんなこと思ってない……。杏樹だけが好きなんだ。好きなんてもんじゃない、愛してるんだ。」
周りも気にせず訴える雅輝に杏樹は、涙目になった。
「………。」
「どこか痛い?つらい病気?」
返事の変わりに首をぶるぶると横にふる。雅輝が手を握れば、杏樹の目から大きな涙がぽろぽろと流れだし、雅輝のシャツの袖を濡らす。
「結城さんとの結婚は会社のためって思っていた。あんな動画見せられて、杏樹を信じきれない自分がいたんだ。何度でも話せば良かった。なのに、なのに。本当にごめん。勝手なのは分かってるんだ。それでも、許して欲しい。」
杏樹は涙を拭きながら、雅輝の顔を真正面から見た。
「あんな性格の悪い人と結婚するなんて本当に見る目がないんだって思ってた。私の方が雅輝さんのこと好きで愛してるのに。私だったら会社の評判落とすようなことしないのにって何回も思った。」
「……杏樹。」
「次、他の人に幸せにしてもらえなんて言ったら、許さないから。」
杏樹がまた涙を流しながら、雅輝に抱きついた。雅輝は驚いたが嬉しさの余りそう、杏樹に濃厚なキスをしたのだ。
そこにいるみんなが、目に入っていないようで、激しさをます口づけに、誰かが咳払いをする。そこで、ハッとなり、距離を取るが、周りをみるとニヤニヤする表情の他に、烈火のごとく怒っている人物がいた。
「君…一発殴っても、いいかな?」
雅輝がえっ?と言うのと同時に、その人物の右ストレートが飛んできた。
「パパ!何してるの!?」
と言う、杏樹の声が病室に響き渡った。