乙女野獣と毒舌天使(おまけ完結)
「結城さん。」
杏樹があやめに声をかける。あやめは、杏樹に向き直り、雅輝に向けている笑顔を消し、不機嫌な顔を杏樹にする。
「申し訳ありません。今から会議の時間となっております。また、改めて下さい。」
「はっ?」
「ですから、今からこの部屋で会議なんです。秒単位でお仕事してますので、申し訳ありませんが退出してください。」
「なっ?なんですって!この私に向かって、あなた、何様?」
杏樹の態度に、手に持っていたバックを近くの机に叩きつける。それでもなお、杏樹はあやめに話続ける。
「この私とは?そんな偉い方とは知らず…。情報漏洩を防ぐためですので、結城さんが退出して下さらないと会議が出来ないんです…。」
杏樹が申し訳なさそうな顔をする。
「なっ…。結城財閥の一人娘の私を知らないですって?日本人なら誰でも知ってるわよ?知らないなんておかしいわ!!」
「私、国籍は日本ですけどフランスにいた方が長いので。」
「なら、知っておいて!!」
ただひたすら話す杏樹に押され気味のあやめは、息があがり苦しそうにしている。
「私は連条さんに夜のお誘いにきたの!あなたたち一般人では入れない、ラグジュアリースイートに連条さんとお泊まりするのよ!あなたには無理でしょうけど!」
「泊まりませんよ。」
今まで黙って見ていた雅輝が口を開きあやめを見る。
あやめは、本人にそう言われ、バツが悪そうにし、みんなの冷ややかな視線に気がつくと、顔を真っ赤にし、側に置いたかばんを掴みとる。
「また、改めて出直しますわ!」
早く出ていきたそうにしているあやめを雅輝は呼び止める。
「結城さん、何度言われても結果は同じです。」
「…連条さん。私、何度でも参ります。あなたに相応しいのは、この私です。あなたが生涯のパートナーに求めるものは、あなたの周りの人間は望んでません。この会社に入った以上、あなたは自分の立場を考えるべきです。…失礼します。」
あやめは、先程の興奮した様子は見られず、雅輝を見ることなく、少し強い口調で諭すように話すと、振り返らずに企画室を出ていった。
杏樹があやめに声をかける。あやめは、杏樹に向き直り、雅輝に向けている笑顔を消し、不機嫌な顔を杏樹にする。
「申し訳ありません。今から会議の時間となっております。また、改めて下さい。」
「はっ?」
「ですから、今からこの部屋で会議なんです。秒単位でお仕事してますので、申し訳ありませんが退出してください。」
「なっ?なんですって!この私に向かって、あなた、何様?」
杏樹の態度に、手に持っていたバックを近くの机に叩きつける。それでもなお、杏樹はあやめに話続ける。
「この私とは?そんな偉い方とは知らず…。情報漏洩を防ぐためですので、結城さんが退出して下さらないと会議が出来ないんです…。」
杏樹が申し訳なさそうな顔をする。
「なっ…。結城財閥の一人娘の私を知らないですって?日本人なら誰でも知ってるわよ?知らないなんておかしいわ!!」
「私、国籍は日本ですけどフランスにいた方が長いので。」
「なら、知っておいて!!」
ただひたすら話す杏樹に押され気味のあやめは、息があがり苦しそうにしている。
「私は連条さんに夜のお誘いにきたの!あなたたち一般人では入れない、ラグジュアリースイートに連条さんとお泊まりするのよ!あなたには無理でしょうけど!」
「泊まりませんよ。」
今まで黙って見ていた雅輝が口を開きあやめを見る。
あやめは、本人にそう言われ、バツが悪そうにし、みんなの冷ややかな視線に気がつくと、顔を真っ赤にし、側に置いたかばんを掴みとる。
「また、改めて出直しますわ!」
早く出ていきたそうにしているあやめを雅輝は呼び止める。
「結城さん、何度言われても結果は同じです。」
「…連条さん。私、何度でも参ります。あなたに相応しいのは、この私です。あなたが生涯のパートナーに求めるものは、あなたの周りの人間は望んでません。この会社に入った以上、あなたは自分の立場を考えるべきです。…失礼します。」
あやめは、先程の興奮した様子は見られず、雅輝を見ることなく、少し強い口調で諭すように話すと、振り返らずに企画室を出ていった。