乙女野獣と毒舌天使(おまけ完結)
始めは、惨めな思いはしたくないと思い、父に従っていたが、さっき追いかけて言ったとき、"君も辛いんだね。"と優しくされたことで、逆にあやめのスイッチが入ってしまったのだ。
「彼を手に入れたいわ。絶対。」
そう言う彼女からは、ニヤリと笑う顔には強い眼差しが感じられた。
結城親子が帰った後、あやめの父が話のネタにした絵を見て、雅輝の父は、ボーっとしていた。
あの絵は、友人の絵だ。光を表し鮮やかな彩りで太陽に向かう天使達が描かれ、所ところにあしったステンドグラスが光に当たると、キラキラと輝くのだ。
友人がまだ売れない画家時代に描いた、3面画で自分と子どもと雅輝の父にと描いたものだ。
友人に子どもがいることは知っていたが、公表はされておらず、奥さんがなくなってからの友人のことは知らない。今、どうしているかも知らないのだ。
でも、確かに奥さんが亡くなる前に、異性同士だから結婚してくれるといいね、と話したのは覚えている。
あの娘が、友人の子どもなのか?奥さんの顔には似てない気がする…そう、思いに更けっていた。
友人に連絡を取らなければと、強く思ったのだ。
「なぁ、あれはまずかったんじゃないか。」
「えっ!?」
悠一が雅輝と仕事のはなしをしながら、思い出したように言う。
「令嬢に君も、辛いんだね、なんて言って、あっちは目がハートになってたじゃん。」
「そうか?」
「……雅輝ってそうゆうとこあるよな…。恋愛ベタというか。意味なくあんなこと言ったりさ。」
悠一にそんな風に言われてもピンとこないため、黙っているが、悠一は何度も"…はぁ。天然かよ。"と言うだけで、肝心なことは教えてくれない。
「それより、杏樹ちゃんって初カレなんだって?お前が。」
「急になんだよ?」
「嫌、お前、恋愛ベタじゃん。淡泊そうだし、引っ張って行けるの?」
「うるせ~な。」
「肉食的とか思われてるかもよ?」
「……まぁ、杏樹に対しては肉食的だったよ。」
と言ってしまい、しまったと言う顔を雅輝がしたのを悠一は見逃さなかった。ニヤニヤされ、悠一にからかわれたのは言うまでもない。
「彼を手に入れたいわ。絶対。」
そう言う彼女からは、ニヤリと笑う顔には強い眼差しが感じられた。
結城親子が帰った後、あやめの父が話のネタにした絵を見て、雅輝の父は、ボーっとしていた。
あの絵は、友人の絵だ。光を表し鮮やかな彩りで太陽に向かう天使達が描かれ、所ところにあしったステンドグラスが光に当たると、キラキラと輝くのだ。
友人がまだ売れない画家時代に描いた、3面画で自分と子どもと雅輝の父にと描いたものだ。
友人に子どもがいることは知っていたが、公表はされておらず、奥さんがなくなってからの友人のことは知らない。今、どうしているかも知らないのだ。
でも、確かに奥さんが亡くなる前に、異性同士だから結婚してくれるといいね、と話したのは覚えている。
あの娘が、友人の子どもなのか?奥さんの顔には似てない気がする…そう、思いに更けっていた。
友人に連絡を取らなければと、強く思ったのだ。
「なぁ、あれはまずかったんじゃないか。」
「えっ!?」
悠一が雅輝と仕事のはなしをしながら、思い出したように言う。
「令嬢に君も、辛いんだね、なんて言って、あっちは目がハートになってたじゃん。」
「そうか?」
「……雅輝ってそうゆうとこあるよな…。恋愛ベタというか。意味なくあんなこと言ったりさ。」
悠一にそんな風に言われてもピンとこないため、黙っているが、悠一は何度も"…はぁ。天然かよ。"と言うだけで、肝心なことは教えてくれない。
「それより、杏樹ちゃんって初カレなんだって?お前が。」
「急になんだよ?」
「嫌、お前、恋愛ベタじゃん。淡泊そうだし、引っ張って行けるの?」
「うるせ~な。」
「肉食的とか思われてるかもよ?」
「……まぁ、杏樹に対しては肉食的だったよ。」
と言ってしまい、しまったと言う顔を雅輝がしたのを悠一は見逃さなかった。ニヤニヤされ、悠一にからかわれたのは言うまでもない。