俺様御曹司による地味子の正しい口説き方
熱に浮かされたように、心も体も惚けたように意識が飛びそうになる。
その度にチクリと感じる小さな痛みに呼び戻され、されるがままに翻弄される。
全身をくまなく愛され、舐め尽くされ、このまま熔けてしまいそうなほど快感に酔いしれたとき、彼の熱がそこに宛がわれた。
「杏……痛いかもしれない……悪い……良いか?」
切なそうに苦しそうに眉を歪ませて私の心配をしてくれる彼が愛しかった。
何もかもが初めてで、こういう行為中男の人からこんなにも愛を感じるなんて思わなかった。
逆上せた顔で彼の頬を撫でキスをせがむ。
「……っ、小早川君……好き……好きです……お願い……キス……して……。……っ、だ、大丈夫……だから……」
「……っ、悪い。限界だ」
食べ尽くすように唇を塞がれて、激しく口内を掻き回されながら彼が入ってきた。ゆっくりと彼を受け入れながら痛みを散らすように必死に彼にしがみついてキスに応える。握りしめる手に力が入り、目尻に涙が溜まる。
「……っ、ごめん。杏……好きだ」
そういって頭を優しく撫でながら目尻の涙をキスで拭き取ってくれた。
「…………だ、大丈夫……大丈夫だから、、」
貫かれた痛みさえ愛しかった。