私のいとおしい残念な男達
「添い寝しててやるから、寝ろ」
「添い寝って………」
隣で向き合った私の手をとってその指にキスをする黒木
「ここ………泊まり?」
この状況はそうゆう事だろうと思う
「そのつもり」
まぁ確かに、
昨日和馬との会話で自分が言った言葉がおかしくはなかったかとか、ちゃんと伝わったかとか
実は全然的外れで理解されてないんじゃないかとか、逆に今更まだ蒸し返すのかと不愉快にさせたんじゃないかなんて………
そんな事ばかり考えてたら、朝になって
メイクものらないし、食欲なくて朝御飯抜いて出て来ちゃったけど
でも、そんな体調はお昼ご飯の後のあの甘いパンケーキで元気はだいぶ回復したし
和馬に会って、3人で顔を合わせていた時は、やっぱり少し緊張したけど
ちゃんと向き合えたと思う
結局最後に泣いて困らせたのに、
どこか無理をしてたかもしれないけど、でも最後に和馬の優しい笑顔が見られてよかったって思ってる
だから、元気なはずだし
こんな風にふかふかベッドで横になったからって、黒木の添い寝なんかで寝られる訳ないじゃん
心地よく、リズミカルに黒木の胸の鼓動が微かに聞こえる距離で、身体が温かくなっていく
なんだか
欠伸は出るけど、ねむ……くなんか…………
「……くな……いよ」
「小夏?」
黒木の低い声が遠くなる
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その時私は、心地いいベッドに落ちていく感覚の中で、夢をみていたような気がする
それはいつかの
3人でやり直しした和馬の誕生日会
一度約束を破った黒木には罰として、私の作った生クリームべったりのケーキを奴の口にねじ込んだっけ
『ちょっと待って?なんで私の作ったケーキが罰ゲームなの!?
意味分からないんですけどっ!』
和馬の部屋のテーブルに3人座って
あの時和馬は
すごく馬鹿笑いしてたっけ?
『あははははっ…………』
『和馬笑い過ぎっ!』