私のいとおしい残念な男達
花びら付きのアロマの入浴剤を湯船に入れると、なんだかセレブリティーになった気分だ
「すっごくイイ匂いっ〜」
乳白色の湯船はまるでお肌の栄養剤みたいに体をほぐして温めてくれる
黒木も眠っているし、服のままで眠ってたから少し寝汗もかいたし………
つい、勝手に長湯してしまった
ガタッ、バタンッ!!
「ん?」
なんだか部屋が騒がしい………?もしかして
バタンッ!
バスルームのまさにその扉を全開に開けてきた黒木
「っ!!!」
バスルームにいる私を見つけて目を丸くした
「あ、小夏いた……」
「なっ!!」
乳白色の湯船の中で咄嗟に身体を首まで潜らせた
「ハァ………お前、眠ってる間に帰っちまったと思ったぁ、風呂入ってたのかよ」
「…………あ、あぁね、寝汗かいたから」
そんなことを答える私も私だけど、
なんであんたは声もかけずに開けんのよっ!!
でも、そのまま私を扉の前で見下ろしている黒木
「な、なに……?」
「いや、俺も入っていいか?」
はぁっ?!
「だぁっ、ダメに決まってるでしょっっ!」
クワッと奴を睨みつけると、
仕方なく身体を引いて扉を閉めた
「ちぇ……っ」
バスルームのすりガラスの扉から、黒木のシルエットが遠去かる
び、ビックリした一緒に入るなんて言ってくるから………