私のいとおしい残念な男達
「じゃあ、やっぱりそれが原因で和馬と別れたのか?」
今まで波瑠なりにあの頃の事に疑問を持たなかった訳じゃなかっただろう
「そうだったかな?まあ、色々とね………」
この後に及んでちょっと誤魔化してみる
「あの頃和馬が言った、お前以外の好きな奴ってのが男だってことだろ?大体、お前以外に和馬と仲のいい女なんていなかったしな」
お、そこまで辿りついてたんだ
なんだか落ち着いた感じだし…………で、
それが自分だってわかっちゃったりする?
「波瑠?」
「和馬の近くにいた仲のいい男が原因、って事か………」
そう、和馬はずっと親友の波瑠をね
「そうだよな、そんなタイミングだったしな」
波瑠とはそんなタイミングで…………ん
「え?タイミング………って?」
こっちに向けた波瑠の顔は、まるでクイズの正解を思いついた確信の表情だ
「あいつだろ、水野だ。和馬の友達の………」
「…………はっ?」
急になぜ水野君?
「……………」
波瑠はたぶん、こう考えたらしい
和馬とは同じ大学時代の友達だと言う水野君
当時の大学OBで飲み会があった時、久しぶりに会って、それから何度か連絡を取り合っていたらしいと、あの遊園地に行った時言っていた
水野君