私のいとおしい残念な男達
外へ出ると
やっぱり5月の初夏の陽射しが照りつける
気温の変化のあるこの時期の陽射しの中
「段差に気をつけろよ」と、私の手を取る夫に「うん、ありがとう」と照れながら笑顔を返す
なんかちょっと、昔の事を思いだしてみた
私と付き合いながら10年間も報われない片想いをして、それでいて将来性もあった男は
会社を辞めて、海外で起業して
本当の愛を見つけたと言う
その男から10年以上も片想いされながら、気付くことなかったイケメン男子は
私と一緒にいると、指切りをして
私と本当の愛を誓ってくれた
そんな二人の残念なイケメン達は
私のなにより愛おしい男達だった
《Fin》

