私のいとおしい残念な男達

「理由も教えてくれないし、逃げ回っているんですよ! 
本当に酷いと思いません?七瀬さんっ」



「あー………そうねぇ」

秋山さんが私の目の前に座り、頼んだオムライスを食べながら勢いよく訴えるのは勿論黒木のこと


「いきなり夜中に電話で『別れる』って?! 意味分からないですよっ」


「………………」


黒木よ…………あんたは本当に鬼畜だな
別れるくらいならなんで付き合ったんだ?


「でも、ほら黒木っていつもそんなだしねぇ」


彼女っていっても、いつも続かないし、次から次と付き合って…………いつか刺されるぞ


「…………分かってます。黒木さんモテるし、本気になってもらえないのも………」


「…………」


意味が分からん
好きになってもらえないのに、何で付き合うんだろ?


俯いた彼女がクッと顔をあげしっかりと私の顔を見据えた


「たった一週間なんですよ、今までの歴代の彼女は、最短でも1ヶ月は付き合っていたのに」


「一週間………?!」 


最短の1ヶ月でもろくでもないのに、さすが同情するよ…………秋山さん


「でも、恋人気分だけで済んでよかったじゃない、ねぇ」

そう宥めると、頬をプクッと膨らませた



「デートなしでエッチ1回だけですよ」



「へ………?」


シタんかいっ 一週間で!!


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