私のいとおしい残念な男達
「ううっ………ごめん」
分かってる、ほっとけばいいんだろうけと
つい…………
「分かった、波瑠には何とかするように、俺が言っとくよ」
そう言う和馬に顔を上げた
「えっ、行けるの?」
「行かなきゃ収まらないでしょ?」
確かに、でもやっぱり忙しいのにそんな事………
「和馬、無理しなくてもいいから、やっぱり私が秋山さんに………」
なんとか協力して、黒木と彼女のよりを戻せば
そう思い見上げて首を振ると、優しくフッと笑顔を見せて、頭を撫でられた
「小夏のお願いを聞かない訳にはいかないだろ?大丈夫、なんとかするから心配しないで」
「和馬………」
和馬は優しい
でもその優しさは、胸に槍が刺さるような痛みが走るんだ………
「じゃあ、波瑠には電話して必ず行けるようにするから」
そう言って右手を上げ、エレベーターの中に消えていった