私のいとおしい残念な男達



「あれ?」


乗る前に待っていたはずの場所で、秋山さんたちを捜すが、見当たらない

…………トイレかな? それとも他の乗り物に行ったのかな?

あっ、もしかしてフードコーナーかも


「…………」

辺りを見回す私の横で、携帯を手に溜め息をつく黒木

「……………そうゆう事か」

「?」

ずいっと私の目の前に携帯のメール画面を向ける



【今日はありがとうございました。よかったらまたやり直しが出来ないかとも思ったのですが、しつこくして嫌われたくないので諦めます。水野さんが送ってくれるので帰ります。黒木さんは楽しんで行ってください。さようなら】


【これからは話しかけないでください。玲子】



「………………え」

なにこれ? さっき来たばっかりなのに……て、
いやいや、そう言う事じゃなくて、元々なんの為に遊園地に来たんだ?




「まあ、良いんじゃない?これで」


携帯を胸ポケットに仕舞いながらそう言う黒木


「良くないよっ!何、どうゆう事?あんなに黒木と会いたがってたのに」

ムッとして頰を膨らます私に対して、全く平然として「次何乗る?」なんて案内板を見る黒木


「…………」

ちょっと冷たくない?
始めに会った時は私を邪魔者みたいにして黒木の腕にひっついていた癖に

それに黒木だって……


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