私のいとおしい残念な男達
「まぁ、和馬にはお前がいるし、告白みたいなのは全部断わってたけどな。ただ、秋山は結構しつこかったらしい」
待ち伏せや社内メール、20階以上の営業部署どころか、マンションの近くにまでうろつかれていたらしい…………
黒木が淡々と話す
「…………全然知らなかった」
「俺だってその事はついこの間聞いた、あの食堂で会った時だ」
食堂? ああ………久しぶりに和馬と話した時だ
和馬が黒木に話しがあるって言って………
じゃあ何?今日の事も知らなかったのは私だけ?
黒木への彼女のストーカー行為を手助けしてたって事?
「……アイス溶けるぞ、早く食えよ」
私が半分くらい食べたソフトクリームを、またそのままコーンごとカブリつかれた
「これ…………あげるわ」
そのまま黒木に差し出した
「ねぇ……もしかして、今日の秋山さんの本当の目的って、和馬だったかもって事?」
「さぁ…どうかな?一応最近は俺も取り憑かれてたし、それが和馬目的だったかは知らねぇ」
あんたの場合は、ワンチャン一週間捨てするからでしょ
目の前で明後日の方へ視線を逸らす黒木
「…………なんで今回は一週間で別れたの?」