私のいとおしい残念な男達
繋いでいた手もいつ離したんだろう
「……………」
「彼女、一人?」
「へっ?」
後ろから声を掛けられ振り向くと、二人組みの男の子
若っ……まだ絶対社会人ではないな、この二人
ま、そりゃそうか。遊園地なんて家族連れか、学生の遊び場だもん
「あれ、結構お姉さんじゃん。イイねぇ僕たち年上大好きだし」
は………今時の子って、こんなに軽いの?
って言うか、『結構お姉さん』ってちょっと失礼じゃない?
「ごめんなさい。友達と一緒だから」
ったく、黒木は何処へ行っちゃったんだ?
その男の子達を振り切って辺りを捜す
「ちょっと待ってよ、お友達と一緒なら丁度いいじゃん。」
いつの間にかガッツリ腕を掴まれていた
「はぁっ?! いや、ちょっと………」
「お姉さん達と俺達で遊ぼうぜッ……っは、
うわぁっ!!」
「!!」
腕を掴んでいた一人が目の前で飛んだ
「それだと逆ハーレムになるだろうが……」
「黒木!」
黒木の長い脚で、思いきり背中から蹴り上げられた
「何やってんだよ小夏、行くぞ」
踞るその男の子の隣を、黒木に手を引かれ通り過ぎる
「チィッ……男連れだったならそう言えよババァ!」
もう一人の男の子が、通り過ぎる私達に吐き捨てる様に言った
………ババァって、えっ?ちょっと傷つく