私のいとおしい残念な男達
「っんだとぉ……このガキ」
えっ?! 黒木……?
再度睨み付け、二人の方へゆっくり戻って行く黒木の迫力に、二人がビビって逃げ腰になる
「黒木っ!!」
向かって行く黒木を急いで腕を掴んで止めた
その間にそそくさと、男の子達はその場から逃げ出して行った
「何やってんの?!大人気ないっ!」
私がそう言うと、頭の真上から低い声が堕ちてきた
「お前こそ何やってんだよ。勝手にいなくなって、勝手にナンパされてんじゃねぇよ。しかもあんなガキに……」
勝手にいなくなったのはそっちじゃん
「それに友達ってなんだよ? そこは嘘でも彼氏とって言うのが普通だろ?!」
「え、そこ?」
だって友達じゃん……
「はぁっ……」と、一息の溜め息まで堕ちてきた
「だいたい、今日の恰好だって気合い入れ過ぎだろ」
「…………はぁっ?」
恰好って、普通に遊園地なんだから動きやすくして来ただけですけど?
気合い入れ過ぎって言うのは秋山さんみたいにふりふりスカート履いてる恰好の事でしょう?
「お前に至っては、ショートパンツに生脚なんて誘ってるとしか思われねぇだろっ!」
「なまって………っ」
なんなんだその理論は?!
言うなり手を取られ歩きだす黒木
「だからこうしてないと」
そう言って、繋いだ手の指まで絡めて先を歩く