哭く花

家のドアを開け、玄関においてある花瓶を手に取る。

挿していた向日葵を抜き、

夢ちゃんのくれた花を挿して、元の場所へと戻す。

せめて、森本家の住人として、

恥ずかしくない雰囲気づくりを。

急に気合の入った私は、いつも以上に隅まで掃除をした。

食器洗い、掃除機かけ、窓拭き、、、

気がついて顔を上げると、ドアが開いて、先生が帰ってきた。



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