哭く花
お風呂場のドアを開き、お湯を出し始めると、

ホカホカしていた体が、更に地に足がつかないような感覚に陥った。

「ん、、」

突然体がだるくなり、その場にしゃがみこむ。

「美岬ちゃんー??」

遠くから凛子さんの声が近づいてくる。

「お風呂私がする、、、美岬ちゃん!?」

しゃがむ私に驚いたのか、凛子さんが慌てた様子で近寄ってきた。

「どうしたの?気分悪い?」

おでこに少しひんやりとした細い指が触れる。

「熱い、熱ありそうだわ美岬ちゃん、」

凛子さんは心配そうな顔をすると、

しゃがみ込んだままの私を立たせ、脱衣場に座らせた。

「お風呂洗ったら、純さんのところに連れていくからね」

そういった凛子さんは、お風呂場に消えていった。
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