哭く花

「ひ、っ、」

パジャマに掛かった指が、少し腹部に触れた。

反射でつぶってしまった目を開くと、

ほたくんはしゃがんで、私のパジャマにボタンをかけてくれていた。

「この家男だらけだから気をつけるんだよ」

そうして、出来た!と私から手を離すと、

私の頭を撫でて、そのまま階下へと去ってしまった。
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