少女マンガ的社内恋愛
私はイライラオーラを放ちまくっている常務に、深々と頭を下げた。


昨日だってパーチェに手を引かれて連れて行かれたけど、あれは多分常務の心からの意思だった。


2回もこんな風に重役にどうでもいい迷惑をかけちゃうだなんて、私ったら27にもなって何してるのかしら……


「………いや。反省してるならいい。顔上げろ倉金」


ドンヨリと自己嫌悪に陥っていると、意外に柔らかい声を投げ掛けられる。


恐る恐る顔を上げると、常務はフゥ…と短く息を吐いて椅子から立ち上がった。


「だけどお前これからはきちんと危機感持てよ。……女なんだから」
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