少女マンガ的社内恋愛
いてもたってもいられなくなった私は、グルッと踵を返して会議室から飛び出してしまった。


「オイ…ッ」


後ろから常務の声が僅かに聞こえたが、返事をする余裕なんて無い。


社内の廊下をバタバタ走るという社会人らしからぬ行動をしているせいですれ違う皆に注目されながら、営業部に向かって走り続けた。


常務が…私を好き?


そんな事いきなり言われたって、簡単に受け入れられるワケが無いじゃない……っ!!何考えてるのよあの人……!!


「燐っ………」


「あっ、澄鳴!アンタやーっと帰って来た……って、なんでそんなに慌ててんのよ?」
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