少女マンガ的社内恋愛
営業部に到着すると、燐がお弁当が入ったバッグ片手に驚いた様に私を見つめた。


汗だくでゼーゼー息を切らして同期が戻って来たら当たり前かもだけど、私はそれよりも驚く事が先程あったばかり。


「燐、どうしよう、私…私……」


「ちっ、ちょっと待って澄鳴!!落ちついて!!」


フラフラと覚束ない足取りで近づく私に、燐はかなり慌てていた。


「燐、アンタ今日仕事終わったら、時間ある………?」


落ちつけと言われても、私はさっき常務に“好きだ”と言われたのだ。


私と常務の色々な関係を知っているのは、営業部の中じゃ燐しかいない。
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