少女マンガ的社内恋愛
好きな女性の兄からも後押しされるだなんて、オレラッキーじゃねぇ?と考えていると、低い声で名前を呼ばれる。


「“応援する”とは言ったけど、澄鳴の事嬉し泣き以外で泣かせたら………例えお前が高稲の常務でも、許さねぇからな」


さっきまでのキラキラオーラはどこへやら、裏モードのオレソックリ…いや、それ以上のブラックオーラを放ちながら忠告して来る進兄ちゃんに、思わず戦慄した。


こ、怖……いきなりラスボス感出し過ぎだろ、この人………


「ちなみに本当のラスボスはオレじゃなくて、オレ等の親父だからな」


「!!うっ、お、おおっ!!」
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