少女マンガ的社内恋愛
が……今までと違って真剣な燐の声に、書類をデスク上に置こうとしていた動きが止まる。


「常務はもう好きな女の子にちょっかいかける事しか出来ない、イジワル鬼ネコじゃないわよ。それはアンタが1番よく分かってるんじゃない?」


「り、ん………」


「しっかりしなさい澄鳴。大事なものは案外自分のすぐ近くにあるんだからね」


な…によ……つい今までニヤニヤ笑って私と常務の事、おちょくりまくってたクセに………


社内のゴシップネタのターゲットにならない為に培われて来た切り替え力をいきなり解放するだなんて、私の同期はズルイ、ズル過ぎる。
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