少女マンガ的社内恋愛
後ろからピョコッと覗き込む様に答えると、常務は少し目を見開きながら私を見る。


「えっ?確かに今日オレの誕生日だけど…なんで知って………」


「何言ってるんですか。私達が近所同士だった頃、常務の誕生パーティーに毎年招待してくれてたじゃないですか。まぁ正直言うと日付までは忘れてたんですけど、昨日燐が教えてくれました」


鞄を一旦置いて、私も彼に笑顔を返す。


「今日女性社員から言われまくったと思いますが、誕生日おめでとうございます常務」


心からのお祝いの言葉で言ったつもりが、何も返事は返ってこなかった。


ア、アラ………?
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