少女マンガ的社内恋愛
様々な記憶が頭を飛び交う中、血の気の引いた顔で常務に尋ねた。


そんなワケ無い。高稲常務が“鬼ネコ”なワケが無い。


しかし強く強く否定する心と同じく、頭も更に強く昔の記憶を溢れさせる事をやめてくれない。


「随分偉そうな口振りだな?つかようやくオレの事思い出したか?チビネズミちゃん」


「…………っ!!」


爽やかとしか言い様のない笑顔と共に肯定され、私は一瞬本気で息が出来なくなってしまった。


そうだ…私の家は両親と兄と私の4人家族で……


いつだか倉金家の近くに、御夫婦に息子が1人の3人家族が引っ越して来たんだ。
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